■ across the deadline ■



「ゲロ…さすがに今度ばかりはちょっとヤバいかな〜」
「ふん、このくらい」
「ひょー、ギロロ、カッコいい〜」

会話の口調は努めて明るいが、状況は芳しくない。
壁の向こう、そう遠くない場所から激しい銃撃戦の音が聞こえ、むせ返るような火薬の匂いがここまで漂ってくる。
二人が身を潜めているこの場所にも、まもなくやってくるはずだ。

「…我輩のせいで……ゴメ」
「うるさいぞ。死にかけは黙って寝てろ」
「…了解であります」



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あの頃風。
今のところ熱い友情だけど、この続きは腐った方なんだぜ!
(ってゆーか、深読みすると今でも腐った方なんだぜ!)

相手を助け、そして助けられ、二人の間には強い絆と信頼感(そして愛)が育まれてゆくのですよ。
…現在のケロロはこのときの貯金を食いつぶしていると思われ。(爆)