■ 宇宙シロツメクサ畑でつかまえて ■


ある晴れた日。
ケロロとギロロは、一面宇宙シロツメクサの咲き乱れる原っぱにやってきた。

着くや否や、ケロロはどっかと座り込み、プルルに教えてもらったという花冠をせっせと編み始めた。
しばらくは様子を見ていたギロロだったが、単調な作業の繰り返しで、すぐに飽きてしまった。

「おい、ケロロ」
「んー」
「そんな女みたいなことやめてもう行こうぜ」
「なんでー」
「ゼロロもおいてきちゃったし、つまんないし」
「もうちょっと〜」
「んー」
「また今度にしろよ。おいて帰るぞ」
「後ちょっと〜」

まったく動く気配のないケロロを見て、ギロロがはぁとため息をついたとき。
1頭の蝶がひらりとケロロの頭上に舞い降りた。

「おい」
「ん、待って」
「ケロロ」
「しつこいなー」
「違う。そのまま、動くなよ」
「ん?」




---------------------------------------------------------------
83838カウントを踏まれた椎様よりリクエスト「ギロケロ」
可愛いのがお好きなようでしたので、可愛いのを。
普通の方に置くかどうか激しく迷って腐った方へ。
なぜなら。

直後がこれだから。
ズッシャー!!

まぁ、これも腐ってないといえば腐ってないのですが、私が腐っているので腐った方へ。
そう言えば以前、「普通の絵とかと腐った絵とかの線引きが良くわからない」というような事を言われたのだけど、一応自分の中の基準としては、『そこに恋心が存在するか否か』で判断してマス。
…まぁ、恋心がなくてもアレやソレやの場合は、問答無用で腐った方に置くけれど。
そういう意味で言うと、これは腐っていないのだけど。
(まだ友情以上の気持ちは抱いていないはず。少なくともすっ転ぶまでは)
直後の絵を置きたかったと言うのと、ギロケロ妄想では私が腐っているので。
(2回言ったよ、ダミだにこりゃ)

椎様、キリ番報告&リクエストありがとうございました。
このイラスト(とSS)は椎様に限りお持ち帰り可です。