■ 最後の言葉 ■





ケロロのこめかみに、冷たい銃口があたる。


「何か、言い残すことはあるか」


「ないであります」

ケロロはその声も表情も、驚くほど平常だった。


「そうか」

と、言ったギロロの声の方がむしろ硬いくらいに。


「…本当に、ないのか」

「聞かない方がイイと思――」
「言え」


「お前が好き、ギロロ」








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173371カウントを踏まれた凪様よりリクエスト「前後省略・ケロロのこめかみに銃を突きつけるギロロ(ケロン人のこめかみってどこ?)」
リクエストメールにプチ話がついていたんですが、無謀にも自分でアレンジ。
そのまま載せさせてもらえば良かった!

凪さんの考えによりますと、「どうやらケロロは軍から逃走してギロロが追う羽目になり、ギロロに捕まって連行され…な感じ?」だそうですが、「ガンプラばっかりやってて怒ったギロロがケロロに銃を突きつけた」でもイイかなって思ったり。
どーせ撃たないと高をくくっているケロロが平常心なのは当たり前で、ちっとは反省の言葉が聴けるかと思ったギロロの声は硬い。で、とんでもないことを言い出してギロロに衝撃を与えて隙を作って逃走…とか。
いや、ここは一発シリアスで行きましょうか。(今さら!)
ケロロの言葉に満足したギロロは、そのまま一緒に逃亡すればイイよ。手に手をとってらんなうぇい。

凪様、リクエストありがとうございました。
この絵は凪様に限りお持ち帰りOKです。