■ 次の言葉 ■



ケロロが部屋でガンプラを組み立てていると、ギロロがやってきた。
怒鳴り散らすかと思いきや、無言でケロロの隣に腰を下ろす。
これから長い説教が始まるのかと、ケロロは眉をひそめた。
「何でありますか?我輩これでも忙し…」
「二度は言わないからな」
「はぁ?何?説教ならゴメンでありますよ」
「俺は、お前を信頼しているし、尊敬している」
「は?」
「にっ、二度は言わんと言ったはずだっ」

照れながらも目は真剣そのものだ。
その言葉が冗談ではないらしいと気づいて、ケロロは唖然とした。
「何言ってんの。それ、どーゆーつもり?」
「あ、分かった。そーやって褒めて持ち上げて、侵略させようってんでしょ?」
「なるほどね。ギロロにしては頭使ってんじゃん」
「我輩そんなに単純じゃないであります。でも今回はその心意気に免じて乗せられてやるでありますよ」
「じゃ、早速侵略会議を――」
喋れば喋るほど、ギロロの目つきが鋭くなっていくのが恐ろしくて、ケロロは思わず立ち上がった。

すると、ギロロがその腕をとって引きとめた。

「そうではない」
「俺が言いたいことは、そういうことではないし、まだ話は終わりじゃない」

ケロロは腕を引いたが、その力は強くビクともしない。
急に早くなった脈拍が、警戒音のように頭に響く。
手首を掴んでいるギロロも、きっとそれに気づいているはずだ。

「こんな事でうろたえていたら、次の台詞は聞けんぞ」











続く


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171717カウントを踏まれた満月様よりリクエスト…あれ!?やっべー、全然リクエスト内容と違う!!!
恥ずかしくて載せられません。。。
勝手に「ギロロからケロロへの告白」に変換されていました。
すみませんー。ごめんなさいー。優しく殺してー。
仮にリクエストが「告白」だったとしても、ちょっとこれはアレですね。告白してませんね。前段階ですね。
次の台詞とケロロの反応を想像してお楽しみください。

…って訳には行かないよなー。あぅぅぅぅぅ。
ちょっと待ってください。続きも考えます。
とりあえずこれはこれで収めてくださると嬉しいなvてへ★